猫の脱毛の症状
猫の脱毛には、季節の変わり目などに起こる自然な換毛と、病的な原因から起こる脱毛があります。
自然な換毛が起こる時期は、抜け毛の量が多いため、グルーミングの時に舌に毛が絡み付き、そのまま飲み込んでしまう事で、胃や腸に抜け毛がたまりやすくなります。
その結果、毛球症を起こしてしまい、何度も繰り返し吐いたり、食欲不振や便秘が続く場合がありますので、換毛期は、特によくブラッシングをおこなう必要があります。
猫が感染する寄生虫には、ノミやハジラミ、ヒゼンダニ(疥癬虫)やニキビダニ(毛包虫)などがあります。
いずれも皮膚の角質や皮脂などを栄養源に繁殖するため、強い痒みやフケ、脱毛や化膿が見られるようになります。
真菌(カビ)に感染すると、皮膚の表層にある角質で増殖を始めるため、毛根が侵されると塊状に毛が抜け落ちたり、円形状の脱毛が見られ、発疹や発赤が見られるようになります。
また、ブドウ球菌や大腸菌などの皮膚の常在細菌に感染すると、
赤い発疹がいくつも見られたり、腫れや化膿が見られるようになります。